小此木八郎と藤木幸夫(ハマのドン)菅義偉のつながり【カジノ取止めの真意】
- 2021.08.13
- 2022.12.05
- 政治

横浜市長選挙に出馬している小此木八郎氏ですが、出馬直前、カジノ反対の立場に鞍替えをしています。
小此木八郎氏は菅義偉総理の直属の部下であり、その菅義偉総理はカジノ推進派の立場です。
小此木八郎氏が直前になってカジノ反対を表明した意味、菅義偉総理との関係が気になります。
また、小此木八郎氏は今回の横浜市長選には出馬していないものの、裏で絶大な力を持ち「ハマのドン」と異名を持つ男、藤木幸夫氏との関係もとても深いものを持っています。
菅義偉総理、”ハマのドン”こと藤木幸夫氏、そして横浜市長選へ出馬表明した小此木八郎氏の3ショット…
波紋を呼んでいる小此木氏の出馬。それを解くカギが、横浜カジノ賛成派と反対派が一緒に収まる、この写真にあった。#FRIDAY #フライデー
— FRIDAY (@FRIDAY_twit) July 14, 2021
実は、この藤木幸夫氏は菅義偉総理とも深い関りがありました。
この記事では3名の関係を整理したうえで、小此木八郎氏がなぜ直前になってカジノ反対派に鞍替えったのかを調べてみました。
小此木八郎氏と藤木幸夫氏(ハマのドン)の関係とは
小此木八郎氏と藤木幸夫氏の関係を知るには、小此木八郎氏の祖父の代までさかのぼる必要があります。
小此木八郎の祖父と藤木幸夫氏の父親は横浜港の発展に寄与した入魂の間柄で、先代から現代にいたるまで両家は深い関係にあります。
藤木幸夫氏の会見では、「私は、(小此木)八郎の名づけ親ですよ」と語っており、小此木八郎氏は生まれ落ちた時から藤木幸夫氏とのつながりがありました。
藤木幸夫氏、本当は小此木八郎氏を支援したかった?
現在、藤木幸夫氏は、ライバル候補の山中竹春氏の支援を表明しています。
藤木幸夫氏の支援を受けられるという事は、その後ろにある港湾系の大きな組織票がつくことを意味し、誰でも藤木幸夫氏を味方につけたいのは本音です。
引用元:THE PAGE(ザ・ページ)
8月3日に外国特派員協会で開いた記者会見で、藤木幸夫氏は下記の通り回答しています。
・「(現横浜市長)林でなければ、誰でもいい」「このままだと横浜の恥」といい、候補者選定は立憲民主の江田憲司議員に一任した。
・そして、江田議員が連れてきたのが山中竹春氏だった。
・山中竹春氏のことは何も知らない。ただ本人に「目つきが鋭いからもっと柔らかくしないと当選しないと」と言った。
・そしたら(小此木)八郎がああいうこと(カジノ取り止めの立場で出馬)を言い出した。
・当選するのは(小此木)八郎でしょ。
藤木幸夫氏の会見を見ると、どうせカジノ反対の立場で出馬するのであれば、先代から繋がりのある小此木八郎氏を支援したかったという気持ちがにじんでいるようにも見えました。
藤木幸夫氏の性格として、一旦支持を表明した人を変えるという事はしないとジャーナリストの須田慎一郎さんは語ります。
ただ個人的に藤木幸夫氏は小此木八郎氏を応援するだろうとも。
引用元:【動画】虎ノ門ニュース
この動画では、藤木幸夫氏の祖父の漢気溢れるエピソードも語られていて、ハマのドン藤木幸夫氏の人柄がよくわかる内容になっているので、興味のある方は上のリンクからご覧いただけるようになっています。
小此木八郎氏と菅義偉総理の関係とは
小此木氏、菅総理の声を聞く…#横浜市長選https://t.co/bUnFfXIPE9
— 横浜市長選挙市民応援Bot (@Bot98110572) July 30, 2021
小此木八郎氏の父である彦三郎の秘書を務めていたのが、若かりし頃の菅義偉総理で、彦三郎氏の元で政治を学ばれています。
余談ですが、現在の菅総理の奥様は、当時小此木家で姉妹でお手伝いさんとして働いており、そこで菅総理と出会って結婚をされました。
そして息子の小此木八郎氏が当時の総裁選で菅総理の選対本部長を務めており、小此木家は親子2代にわたり菅総理と深い関りがあります。
菅義偉総理と藤木幸夫氏の関係とは
小此木彦三郎氏の秘書だった菅総理は、1987年に横浜市議会員に出馬し初当選します。
横浜市政に大きな影響力を持っていた小此木の死後、当選回数わずか2回にも関わらず、小此木の事実上の代役として、秘書時代に培った政財官の人脈を活かして辣腕を振るい、高秀秀信市長から人事案などの相談を頻繁に受けるなど、「影の横浜市長」と呼ばれた
引用元:wikipedia
もちろん、この陰には菅総理と藤木幸夫氏との深い関りがあったことは、前述の小此木家と藤木家の繋がりを見る限り想像に難くありません。
小此木八郎氏が「カジノ取りやめ」を表明したワケ
直前になって小此木八郎氏がカジノ反対の立場を取ったことについては、菅義偉総理が横浜でのカジノ誘致を諦めたのではないかという見方もあります。
今回、菅義偉総理にとって横浜市長選は10月の衆院選の前哨戦とも言われており、今年の都議選でも自民公明がギリギリ過半数を取るという結果となっており、横浜市長選でも自民党候補を落とすということは、10月の衆院選での自民党の勝敗結果の予想は容易についてしまいます。
横浜市民の7割近くがカジノ誘致に反対している中で、カジノを強行に推進することは、菅義偉総理にとっても自分の首を絞めかねない状況になり得るので、無理にカジノ賛成にしがみつかなくなった可能性もあります。
その他候補者についても下記の記事にまとめましたので、是非合わせてお読みください。
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8月22日、横浜市長選で他社候補に圧倒的な差をつけて当選した山中竹春氏が新・横浜市長として当選されました。
選挙期間中にはパワハラ疑惑などが報じられるなど不穏な動きもありました。
そんな山中竹春氏のこれまでの評判やパワハラ疑惑については下記の記事にまとめましたので、合わせてご覧ください。
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小此木八郎と藤木幸夫(ハマのドン)菅義偉のつながり【カジノ取止めの真意】まとめ
・小此木八郎氏の祖父と藤木幸夫氏の父は横浜港発展に寄与した仲で、藤木幸夫氏は小此木八郎氏の名づけ親。
・小此木八郎氏と菅義偉総理は、菅総理が若い頃に小此木八郎氏の父・彦三郎氏の秘書を務め政治をも学んでいる。
・小此木八郎氏がカジノ取りやめを表明したのは、10月の衆院選に向けて菅総理を守るためとも言われている。
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