オリンピックのスローガン歴代一覧【まとめ】
- 2021.07.02
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東京オリンピックのスローガンは「United by Emotion(感動で、私たちは一つになる)」であるとご存知でしたでしょうか。
「United by Emotion」「TOKYO 2020」
すでに人々の心がバラバラであることを暗に認めているとも読める。
ともかく、感情史研究者としては、こういうのを後世に残しておくことが重要。 pic.twitter.com/eGLCZoIL5e— Takuya ONODERA (@takuya1975) June 30, 2021
4年に一度開催されるオリンピックにはそれぞれにテーマがあり、スローガンが掲げられることがあります。
1896年アテネで最初に行われたオリンピックから、2021年東京オリンピックに至るまでの歴代スローガンをまとめてみました。
オリンピックのスローガン歴代一覧
オリンピックの歴代スローガンの振り返る前に、オリンピックスローガンの始まりについて調べてみました。
オリンピックのスローガンという概念はいつから始まったのでしょうか。
クーベルタン(引用元:ja.wikipedia.org)
オリンピックのスローガンらしきものが存在し始めたのは、第4回オリンピックのロンドン大会からでした。
このロンドン大会から国別の参加となり、今ではおなじみの開会式でアルファベット順に国旗を掲げて行進しながら入場する光景もこの大会からになります。
この大会で、アメリカが国旗を掲揚せずに入場したことが開催国であるイギリスの国王に対して無礼にあたると当時大炎上し、純粋な競技競争ではなく、国同士の政治的な意味合いの強い対立が目立つ大会になりました。
この状況を見かねたのが、当時アメリカ選手団に随行したペンシルベニア大司教エチュルバート・タルボットです。
彼は、自国の選手団に対して、こう諭しました。
「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく参加することである」
この言葉を聞きつけた近代オリンピックの父と呼ばれるクーベルタンは、大会役員の集まりで大司教の言葉を引用してオリンピックのあるべき姿をスピーチしました。
オリンピックは、征服したかどうかではなく、良く闘ったかどうかではないのかと。
この言葉は、クーベルタンの有名な名言として語り継がれ、第10回ロサンゼルス大会以降の、選手娯楽室にはクーベルタンの「言葉」として掲げられることになりました。
(夏季)オリンピックのスローガン歴代一覧
オリンピックの歴代スローガンを一覧を下記にまとめました。
開催年・開催国 | スローガン | 豆知識 |
1896年アテネ大会 | 初めてのオリンピック大会 | |
1900年パリ大会 | ||
1904年セントルイス大会 | ||
1908年ロンドン大会 | オリンピックで重要なことは、勝つことではなく参加すること | 近代オリンピックの父クーベルタンによって広められた言葉。
この年から、オリンピックのスローガンが出来た。 |
1912年ストックホルムオリンピック大会 | この大会で日本がアジアの国で初めてオリンピックに参加した。 | |
1916年ベルリン大会 | 第一次大戦のため中止 | |
1920年アントワープ大会 | ||
1924年パリ大会 | ||
1928年アムステルダム大会 | ||
1932年ロサンゼルス大会 | ||
1936年ベルリン大会 | ||
1940年東京大会 | 第二次世界大戦のため中止 | |
1944年ロンドン大会 | 第二次世界大戦のため中止 | |
1948年ロンドン大会 | ||
1952年ヘルシンキ大会 | ||
1956年メルボルン大会 | ||
1960年ローマ大会 | ||
1964年 東京大会 | 「首都美化はオリンピックの一種目」 | きれいな街で海外勢を迎え入れるため、公衆道徳が徹底的に教育された |
1988年 ソウル大会 | 「調和と前進」「世界はソウルへ、ソウルは世界へ」 | |
1996年アトランタ大会 | 「アトランタ – 私たちの夢の実現を祝いに来てください」 | |
2000年シドニー大会 | 「グリーン・オリンピック」 | |
2004年アテネ大会 | 「おかえりなさい」 | |
2008年北京大会 | 「同じ世界、同じ夢」(One World,One Dream) | |
2012年ロンドン大会 | 「世代を超えたインスピレーション」(Inspire Generation ) | |
2016年リオデジャネイロ大会 | 「新しい世界」(Um Mundo Novo) | |
2020年東京大会 | 「感動で、私たちは一つになる」(United by Emotion) |
「感動で、私たちは一つになる」(United by Emotion)というスローガンを掲げる東京オリンピックですが、大会を盛り上げるためにたくさん五輪グッズが販売されています。
ですが、販売店からは「全く売れない」という悲鳴があがっていることをご存知でしょうか。
売れない理由は、開催に反対する人がいる中で今イチ盛り上がりに欠けるからだけなのでしょうか・・
疑惑の五輪グッズについてはこちらにまとめました>>
オリンピックのスローガン歴代一覧【まとめ】
・オリンピックのスローガンは1908年ロンドン大会から近代オリンピックの父と呼ばれるクーベルタンによって広められた。
・2020年東京オリンピックのスローガンは「感動で、私たちは一つになる」(United by Emotion)である。
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