大坂なおみ選手のラケット破壊行為はテニスのルール違反?罰則はあるのか

大坂なおみ選手のラケット破壊行為はテニスのルール違反?罰則はあるのか

テニスのイタリア国際・女子シングルス2回戦に出場した大坂なおみ選手が初戦で敗退しました。

その際、コートにラケットを叩き付けて破壊したことが問題になっています。

(壊されたラケットのメーカーや強度についてはこちらにまとめました。)

 

引用元:HUFFSPOT

 

この行為は、テニスのルールでは違反なのでしょうか。罰則があるのかどうか、今回見ていきます。

 

大坂なおみ選手のラケット破壊行為はテニスのルール違反なのか

 

引用元:www.sankei.com

 

ラケットを破壊する行為は「ラケットや用具の乱用(Abuse of Rackets or Equipment)」という違反行為にあたります。

「プレーヤーは、試合コート上で、ラケットや用具を破損するほとえ乱暴に叩きつけたり、怒りをこめて蹴とばしたり、危険な方向へ投げつけたり・設備や施設を破損させてはならない。」

 

国際テニス連盟や大会主催者などの規定により罰金が科せられることがあります。

トッププロの場合、ポイントやゲームを失うだけでなく、150万円以上の罰金を科されることもあります。

さらにスポンサーとの契約をしている場合は、企業のイメージダウンに対して、違約金を指定していることもあります。

 

審判にペナルティを取られないために、選手が面白い行動をすることがあると元テニスプレイヤーの杉本愛さんは話します。

警告をとられたくないので、折れないように、たたき方や投げる角度を考えながらやっているのは面白いところです。

選手によっては、ひびが入ったかなと気づいているのに、1回使ってから交換する人もいます。

すぐに交換すると、ラケットを折ったとして警告を取られる可能性が高いので、壊れていないように装うのですね。

引用元:愛’s EYE 

過去に大阪なおみ選手のようにラケットを破壊した選手はいるのか否かは、こちらにまとめました。

 

ルール違反をした場合の罰金はいくらなのか

2018年から適用された新ルールで、テニスの四大大会にて「シングルス1回戦に出場し、途中棄権、もしくはプロとしての基準以下のプレー」をした選手には場合により罰金を科されることになりました。

 

この年の全豪オープンにて、30歳のズベレフは、世界ランク58位のチョン・ヒョン(韓国)との男子シングルス1回戦で、途中棄権を申し出ました。

これにより、ズベレフは45,000米ドル(約500万円)の罰金を科されることになりました。

 

また、試合前のウォームアップの時間も厳格に管理され、超過した選手には2万ドル(約225万円)の罰金が科されることもあります。

 

このように、一試合における罰金の額が桁違いです。

 

大坂なおみ選手のラケット破壊行為はテニスのルール違反?罰則はあるのか【まとめ】

・ラケットの破壊行為は「ラケットや用具の乱用(Abuse of Rackets or Equipment)」というルール違反にあたる。

・「シングルス1回戦に出場し、途中棄権、もしくはプロとしての基準以下のプレー」をした選手には罰金が科され、一回の罰金が数百万円単位に上る。

 

 

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