ウガンダ選手がなぜ逃走したのか理由を調べたら失業率がエグかった件

ウガンダ選手がなぜ逃走したのか理由を調べたら失業率がエグかった件

ウガンダ選手団の一人で重量挙げのジュリアス・セチトレコ選手(20)が、7月16日に逃走していることがわかりました。

部屋には「生活の苦しい国には戻らず、日本で仕事をしたい」というメモが残されていました。

ウガンダのジュリアス・セチトレコ選手はすでにオリンピックに出場できないことが決まっており、今月の20日に帰国する予定でした。

 

ウガンダという国は、逃げ出したくなるほどに生活が厳しいのでしょうか。ウガンダ共和国の現状などを調べてみました。

 

 

ウガンダ選手がなぜ逃走したのか理由1:日本で仕事をしたい

 

引用元:https://www.japanforunhcr.org/activity-areas/uganda

ウガンダのジュリアス・セチトレコ選手は、現地での生活が苦しいので日本で仕事がしたいとメモを残していました。

ウガンダではまともに仕事に就くことが難しいのでしょうか。ウガンダの失業率を調べてみると・・

 

アフリカ開発銀行の2014年報告によると、ウガンダの若年失業率が83%と、アフリカでも最も高い状況にあることを指摘します。

引用元:国際連合広報センター

少し古いデータになりますが、2014年にはウガンダの若年失業率は83%という最悪の数字をたたき出していました。

 

また、ボランディアでウガンダに訪れていた日本人は下記のように語ります。

仕事がないウガンダに、無力感を感じた4年前
アフリカにはじめて渡航したのは4年前のことです。小学校を運営するNGOのボランティアとして1ヶ月半の派遣でした。親切で陽気に暮らす人たち。けれど、仲良くなるほどに見え隠れする未来への閉塞感や諦めに、もはや目を背けていられない自分がいました。

「どうせ仕事はないんだよ。」
「この仕事は、体力的に長くは続けられないし。将来どうしたらいいんだろう。。。」
「この仕事を続けていても、稼げない。満足にご飯すら食べれないのに、結婚して家庭を持つなんてもってのほかなんだ。」

そういった言葉を友人から聞きながら、未来への閉塞感に息苦しさを感じていました。

引用元:Good Morning

 

この2つの引用からもわかる通り、ウガンダが抱える大きな課題として「就職難」が挙げられます。

この理由としては、ウガンダンは多くの難民を受け入れており、56もの民族が暮らす多民族国家として成り立っており、しかもその難民が自由に職に就くことを許可しています。

ウガンダの観光都市であるエンテベでは外国人の割合が8割と異常な高さとなっています。

 

これらの原因から、就職につくことが難しいとされています。

 

 

ウガンダ選手がなぜ逃走したのか理由2:生活が苦しい

 

引用元:https://www.jica.go.jp/topics/2017/20180112_01.html

上記の通り、ウガンダは歴史的背景から難民に対して寛容な国であり、人口がどんどん増えていきます。

そのため、食料不足にも陥る問題も発生しています。

 

ウガンダの主食のひとつである米は、パキスタンやインドからの輸入に頼っており、食料自給率が低くなっています。

これらを改善する取り組みとして、ウガンダの人達にお米の栽培方法を教え食料自給率のアップに努めています。

 

ただ、これらの努力もむなしくジュリアス・セチトレコ選手が逃走したくなるほどに苦しい生活の現状は変わっていないのでしょう。

 

【関連記事】ウガンダ選手団は何の競技選手?過去のメダル実績がヤバかった

 

ウガンダ選手がなぜ逃走したのか理由を調べたら失業率がエグかった件【まとめ】

・2014年のデーターでウガンダの若年失業率は83%という異常な高さ。

・就職難の要因として、ウガンダが難民受け入れに寛容な国であり、自由に就職できることを許可していることも一因。

・人口が増加する一方で、食料自給率が低く食糧難にも陥っている問題もある。

・世界からの協力もあり、日に日に生活水準は向上しているものの、ウガンダ選手が逃走してしまいたくなるほどの生活環境であることは間違いない。

 

無事に見つかりますように。

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